テンダバナで昼寝
東崎、西崎と並んで与那国3景の一つ。
祖納から徒歩10分。中腹部に岩の窪みがあって、ここが展望台(昼寝場所)となっています。
ここからは祖納集落、東シナ海が見渡せます。この窪み部分に日が射すのは朝だけで、昼から午後にかけては心地よい日陰となります。
ここにある大きな長椅子のように打たれたコンクリート台の上で横になると、風が鳴らす草木の葉音や小鳥達のさえずりが頭上に迫り出した岩に反射して心地よく響き、つい昼寝をしたくなってしまいます。
テンダバナの最上部は平坦で、かつては牛の放牧場でした。ここからのパノラマはまさに360度。西は精糖工場、与那国空港から馬鼻崎まで、南に宇良部山、東には遥か東崎方面が望めます。
この最上部に登るには迂回した農道からも行けますが、近道があります。
ちょっとわかりづらいのですが、展望台より少し戻った木立の中にサンアイイソバ(その昔この地に住み、島を支配していたと言われる女傑)の碑があります。
このすぐ裏の岩にトンネルのような隙間があって、そこを登っていけば上部に辿りつけます。
但し狭くて急なので慎重にお進み下さい。!
最上部が「動」なら、中腹の窪み部分は「静」の佇まい。お気に入りの本でも持って日長ぼんやりと過ごすのが私の与那国での日課です。
1981年(左)と2006年の風景(クリックすると拡大します。)
戻る